『SNAPSHOT』THE STRYPES

The Strypes(ザ・ストライプス)の最高にクールな1stアルバム。

先日の朝霧ジャムでも目の当たりにした、圧巻のテクニック。特にギターの10代とは思えぬ技術の高さは去ることながら、同時にとても力強く荒々しさも残る圧倒的なパフォーマンス。とにかく巧い上にパッションがある!!

また、そこから生み出されるサウンドにも引っ張られた面もあるだろうが、心底「こいつらは凄ぇ!!」と思わせてくれるカリスマを備えても入る。それはOasisやArctic Monkeysを見た時にも近しいものだった。

まさにこのバンドこそ、今後のロックミュージックを支えていくバンドになるのだろう、そう心から思える、最高にクールなバンドだと思う。

トラディッショナルなブルースロックミュージックを鳴らすものの決して古臭くなく、Muddy Watersの“Rollin’ And Tumblin’”を骨太にアップデートしてぶっ放す様も爽快。一曲目“Mystery Man”が流れだした瞬間、Thee Michelle Gun Elephantを思い起こさせる骨太のサウンドと疾走感。

全体像はやはりThe Rolling Stonesを想起させる中、本作から今後の彼らを想像するに、やはりこれからの課題となってくるものは「スイートさ」なのだろう。無骨なブルースロックとしては、今の年齢を考慮しても抜群に素晴らしい。一方でこの曲調で通そうとしても三作目あたりには息切れしてしまう気がしている。そういった中で、長くトップレベルのロックバンドで居続けて欲しいと願い、今後の楽曲の幅に広がりを持たせて欲しいという意味でも、彼らにはスイートさを求めたくなる。それこそ、Alex Turnerにも近しいセクシーな歌声を最大限に生かせるような楽曲をいずれは聴いてみたいな、と個人的には望んでしまう。


Summary
Review Date
Reviewed Item
『SNAPSHOT』THE STRYPES
Author Rating
3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。