『Wakin On A Pretty Daze』Kurt Vile


「今年何が良かった?」

って聞かれたら、最初の5枚のうちの1枚には必ず入る傑作。2011年の『Smoke Ring For My Halo』も素晴らしかったが、それに輪をかけて本作は素晴らしい。

ほのかにメランコリックで柔らかな歌声。アコースティックギターのアルペジオが象徴的に響き、DeerhunterやBeach Houseに通じるサイケデリックでメロウな楽曲がリバーヴを通過して混じり合う。多層に重ねられた音像は、幻想的な夢を見させてくれるよう。

と同時に、そこに倦怠感やマンネリは無く、色合いは大きく崩れずとも、一枚通じてディープな楽曲もあればポップなサウンドもあり、多彩な響きが聴くものを引き込むよう。

無理に不協和を生まず、ゆったりとした音像は心地良い安定感を感じさせる。まさに正常なトリップ感とでも言うべきか。

至極心地良く、夢見の良いカントリーブルースミュージック。


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