『Shangri La』Jake Bugg

これまた秀逸。前作よりもバンド色が強まり、スケール感の増したサウンドが彼のメロディの良さを引き出したJake Bugg(ジェイク・バグ)2ndアルバム。

デビュー作のカントリーサウンドにロック色を加えることで、疾走感と清々しさを感じさせる楽曲へと転換した。作中序盤、Arctic Monkeysの影響?を感じさせるM-02“Slumville Sunrise”、M-03“What Doesn’t Kill You”のサウンドからも、その変化のほどが伺える。

少し嗄れた歌声は時に憂いを含みながら、ほんの少し間の抜けた無骨さを携えながら、時に穏やかに、時の伸びやかに歌い上げられるカントリーポップソング。アルバム中盤、M-07“All Your Reasons”やM-08“Kingpin”ではOasisを想起させる瞬間もあり、さながらロックスターとしての風格を早くも身につけようとしているのではないかと、非常に心踊る。

まだまだ荒削りな実直さは、今後の彼の楽曲が陳腐化する不安も抱かされる。しかし、それ以上に様々な素養を取り込みながら、現代仕様にアップデートされたカントリーロックを鳴らす19際の伸び代には大きな期待を抱きたくなる。

今年聴いた作品の中でも、十指に入る快作。


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『Shangri La』Jake Bugg
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