『みんなノーマル』ゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女。のメジャーデビューミニアルバム。メジャーということで、前作『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』よりも音はクリアになった。しかし、これまでの路線はそのまま、フックの効いたメロディと演奏で瞬時に聞く者の意識を惹きつける様はさすが。

アタックの強い鍵盤、ドライブ感のあるベースラインに小気味よく刻まれるドラム。ハイテンポかミドルテンポのサウンドに乗せて響く細身で甘い歌声の対比。

特にM-4.“ノーマルアタマ”のサビのアップライド感や、M-6.“ユレルカレル”の8ビートから16ビートへの急激な加速における高揚感は素晴らしい。また、M-5.“song3”はblurの“song2”へのオマージュか。一作通して、全体のバランスを捉えながら鳴らすところは鳴らし、抑えるところはしっかり抑えるKeyboardのちゃんMARIのテンションコントロールが光る。

メジャーデビューしようとも自分達の音楽性を維持しながら、しっかりとビルドアップしてきた彼ら。次作以降でも同様にそのスタンスを貫くことができるのか含め、早くフルアルバムを聴きたいと思わせてくれる秀逸なバンド。


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