『Rips』 Ex Hex

ガールズ3ピースバンド、Ex Hexのデビューアルバム。

オーバードライブの効いたギターサウンド、お世辞にも上手いとは言えないリズム隊の音。ガレージバンドのご多分に漏れず、荒削りで古臭い70sロックサウンドが鳴り響く。The Ramonesの1stアルバムを想起させるような、手元の定まりきらない演奏と、メロディのキャッチーさが相見え、何とも言えぬ愛らしさすら感じてしまう。

女性の3ピースバンドといえば、1月に新譜リリースを予定しているSleater-Kinneyや、最近であればHaimあたりが思い起こされる今日この頃なわけだが、それらのバンドとはやはり一線を画し、久しぶりにインディパンクバンド然とした色合いが強い。決して奇をてらうわけでなく、下手なメッキで隠すこともせず。湧き出してきた感情とメロディにただ直情的に音を貼り付けたような不恰好さが何とも彼女たちらしさを感じさせる。と同時に、佳曲にめぐり合うこと事欠かない昨今の音楽シーンにおいて、久しぶりに「面白い」バンドがが出てきたな、これから面白くしてくれるんじゃないか、という期待を持たせてくれる。

Speedy Ortizとも呼応して、改めて「オルタナティブ」という概念を打ち上げてくれれば良いな、と願うわけです。


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『Rips』 Ex Hex
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